基礎体温の測定
朝の起床時に口腔内で測定した体温を基礎体温といいます。2週間ほどの低温層と、それに続く2週間ほどの高温層があります。最終低温日が排卵に近く、最も妊娠しやすい日ということになります。一相性の場合は、無排卵と考え、高温層が9日以内の場合は、黄体機能不全と診断されます。
基礎体温の記入のしかた【参考】
基礎体温は、診療に役立つばかりでなく、のちのち、あなたの経過を理解する上で役立つよう工夫されたものです。大切な検査ですから、毎日測定し、以下の要項でご記入下さい。
測り方
①朝、目を覚ました時、起き上がる前に測ります。(3時間以上睡眠した後)
②舌下に婦人体温計の測音部分をあて、口を閉じて5分測ります。
記入方法
①その日の体温を●で記入し、前日の体温との間を線で結びます。(図参照)
②月経周期(生理周期)は、生理が始まった日を一日目とし、次の生理の前日までをいいます
③記号記入欄には、あなたの状態を記入します。
×:月経
▲:不正出血
○:性交
+:中間期帯下感
△:中間痛
※記号は複数記入いただいても結構です。
④備考欄には、体温に影響するような症状(ex:風邪・不眠など)や薬の服用、その他きになったことなどを記入してください。