ヒトパピローマウィルス(HPV)と子宮頸癌について
以前のプチ講座にもありますが、ヒトパピローマウィルス(以下HPV)の感染が子宮頸癌の原因であるといわれています。 性交渉のある女性の60%~80%は一度はHPVに感染しています。 感染しても自覚症状はなく、ほとんどの場合は1~2年以内に自然にウィルスが消えます。 消えずに長期間感染が続くと、前がん病変(異型成)を経て子宮がんになる可能性があります。
トピックス
通常の子宮がん検診(細胞診)を行う時に同時にHPVの検査を行うことで、癌だけでなく、前がん病変の段階でより確実に発見することができます。
結果の判定
※ HPV検査は現在保険適応ではありません。検査をされる方は前もって予約をお願いいたします。
※ 結果がわかるまで、一週間前後要します。
院長から一言
子宮頸癌は定期検診を受けることでほぼ100%予防ができます。
とくにヒトパピローマウィルス感染と子宮頸癌との因果関係がかなり明らかになり、外国ではワクチンの投与も始まっています。20・30代の子宮頸癌が急増しています。若年からの検診をすすめます。