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学会発表

第38回日本受精着床学会学術講演会 2020

融解胚盤胞移植周期における出生体重に及ぼす要因

(稲飯 健太郎・濱咲 舞・神﨑 珠里・笠岡 永光)

目的

不妊治療の中でART治療は多くの不妊患者に選択される治療となっている。治療方法によっては出生児に影響を与える可能性が示唆される。出生時体重は新鮮胚移植と比べ、凍結融解胚移植で大きくなると数多く報告されており、黄体補充方法や培養液も影響すると考えられるが、その理由は定かではない。そこで、当院で融解胚盤胞移植を行い、単胎出産となった出生児の解析を行った。

方法

当院が開院した2007年から2019年6月までに融解胚盤胞を単胚移植後、単胎出産となり、出生児の詳細の判明した424例を対象とした。解析項目は在胎日数と出生体重で、年齢、Gardner分類、胚日齢、性別、受精方法別に検討を行った。

結果

母体年齢と在胎日数、および出生体重間の相関係数はそれぞれ、-0.134、0.019であり相関を認めなかった。Gardner分類で3以下の胚の平均出生体重は3035.97±338.70で4以上の胚の3144.59±393.93と比較し、有意に小さかった(P<0.05)。Day5胚盤胞の平均出生体重は3147.02±370.43で、Day6の3026.66±403.46と比較し有意に大きかった(P<0.05)。また、男児では差は認めなかったが、女児ではGardner分類3以下の平均出生体重、3010.84±325.85が、4以上の3135.53±412.13と比較し、小さい傾向があった(P=0.081)。受精方法により平均出生体重に差は認めなかった(媒精:3109.95±394.00 ICSI:3135.99±383.61)。平均在胎日数は検討項目全てにおいて差は認めなかった。

考察

融解移植において、胚日齢が若く大きく拡張した胚盤胞は出生体重を増加する結果となった。一方で、受精方法や母体年齢は出生体重に影響することはなく、在胎日数はどの条件でも一定であった。凍結胚の発育状態が出生児の体重に影響を及ぼす可能性が示唆された。



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