啓蟄(けいちつ)

■2025年の啓蟄:36〜320日頃

「啓蟄」は、「啓」は「開く」、「蟄」は「虫」を意味し、冬の間土の中で冬眠していた虫たちが目を覚まし、活動を始める時期を表しています。この時期には気温が上昇し、土が温かくなり、冬眠していた虫たちが地上に出てくるようになります。また、草木の芽吹きも始まり、春の訪れを感じられる季節です。

日本では、啓蟄の時期に梅や桜の開花が始まることが多く、お花見のシーズンに入る準備が進む時期でもあります。また、農業では田畑の準備が本格化し、種まきや苗の植え付けが始まることも多いです。

山菜について

3月の山菜には、いろいろな種類があります。例えば、タラの芽ゼンマイコゴミふきのとうなどがあります。これらの山菜は春先に自生し、新鮮で栄養価が高いので、多くの人に愛されています。

山菜の種類

タラの芽

収穫時期:3月から4月
特徴:若いタラノキの芽で、甘みとほのかな苦みがあります
食べ方:天ぷら、おひたし、炒め物など

こごみ

収穫時期:3月から5月
特徴:渦巻き状の若い葉で、シャキシャキとした食感
食べ方:サラダ、おひたし、炒め物など

ぜんまい

収穫時期:3月から5月
特徴:渦巻き状の若い芽で、ぬめりと柔らかな食感
食べ方:煮物、和え物、炊き込みご飯など。

ふきのとう

収穫時期:2月から4月
特徴:ふきの花芽で、独特の苦みと香りがあります
食べ方:天ぷら、ふき味噌、和え物など

つくし

収穫時期:3月から4月
特徴:つくしの若芽で、ほろ苦い味わいがあります
食べ方:佃煮、卵とじ、おひたしなど

わらび

収穫時期:3月から5月
特徴:わらびの若芽で、ぬめりと独特の風味があります
食べ方:おひたし、煮物、和え物など

うど

収穫時期:3月から5月
特徴:若い茎と芽が食用で、香りとシャキシャキとした食感
食べ方:サラダ、おひたし、和え物、煮物など

この時期、気を付けたい「スギ花粉」

スギ花粉の開花時期は地域によって異なりますが、一般的には2月から4にかけて開花します。

ウェザーニューズの「第三回花粉飛散予想」によると、スギ花粉の飛散は1月下旬に静岡県で始まり、2月上旬には九州や関東でも開始する見込みとのことです。
特に西日本では、過去10年で最多に匹敵する可能性があると予想されています。

花粉症に有効な対策

1.マスクを着用
花粉を防ぐために、N95マスクやフィルター付きマスクを着用することが効果的です。

2.目の洗浄
花粉が目に入るのを防ぐために、目を洗うことが大切です。目薬や点眼薬を使用するのも良いでしょう。

3.家の換気
室内の空気を清浄に保つために、エアコンや換気扇を使用し、外気を入れることが重要です。

4.外出時の対策
花粉の多い時間帯(通常は午前中)は外出を控えるか、マスクを着用することが推奨されます。

花粉症対策に効果が期待される食材

・生姜
抗炎症作用があり、鼻の通りを良くします。

・ニンニク
抗菌作用があり、免疫力を高めます。

・オレガノ
抗炎症作用があり、呼吸器系の健康をサポートします。

・カモミール
抗ヒスタミン作用があり、鼻水の分泌を抑えます。