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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

2016-2-26 掲載

若い女性の排卵障害では多く見られる疾患で、卵胞が発育するのに時間がかかり、なかなか排卵しない疾患です。
自覚症状としては・月経周期が35日以上・月経が不規則・にきびが多い・毛深い・肥満などがあげられますが、日本人では痩せている人にも多く、症状のない方もいます。
超音波で卵巣を見ると、10mm程度の同じような大きさの卵胞が卵巣の外側にたくさんできて1列に並び、ネックレスのように見えます。その卵胞の多さと卵巣の皮膜の肥厚により、排卵しにくくなります。

診断基準
・月経異常(無月経や稀発月経など)
・卵巣の多嚢胞の変化
・血中の男性ホルモン高値、またはLH基礎値高値かつFSH基礎値正常
上記の3つの条件を全て満たす場合、PCOSと判断します。

原因

原因は特定されていませんが、遺伝的な要因(先天性)によるものと、食事やライフスタイルなどの後発的な要因の関与も考えられています。排卵がうまくいかない理由としては、男性ホルモンが多いことが原因といわれています。男性ホルモンを高くさせている原因は、脳から出ているLH(黄体形成ホルモン)と血糖値を下げるインスリンというホルモンの作用です。それらが正常より強く卵巣に作用していて男性ホルモンが局所的に上がっていると考えられています。(インスリン抵抗性)

ですからPCOSの方は、生理中の血液検査で脳から出るゴナトロピン(LHとFSHのこと)をはかるとLHがFSH(卵胞刺激ホルモン)より高くなるという特徴があります。また、血中の男性ホルモンの値も軽く上昇していることがあります。

 


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