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学会発表

学会発表

AMHの値が一回の採卵結果に与える影響
(生殖医学会 2015年)

○  稲飯 健太郎・濱咲 舞・兼光 珠里・笠岡 永光

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【目的

AMHは卵巣予備能の指標となり得るため、不妊治療を進める上で近年重要視されているが、臨床成績への影響は不明な点もある。今回は、AMHとIVF後の臨床成績の関係について後方視的に検討した。

【方法】

2011年1月から2015年5月までにLong法で初回の採卵を行った208症例を対象とした。AMHの値により0~1、1.01~3、3.01ng/ml以上の3群に分類し、それぞれ低群、中群、高群とした。それぞれの群で受精率、胚盤胞発生率、良好胚盤胞率を比較した。また融解胚移植を行った176症例、345周期の移植周期あたりの妊娠率と流産率、症例あたりの妊娠率を比較した。

【結果】

採卵数はAMH値とは正の、年齢とは負の相関が認められたが、AMH値のほうがより強い相関があった。AMH低、中、高群で受精率はそれぞれ62.3%(71/114)、61.5%(562/914)、60.6%(1026/1692)であり、有意差は認められなかった。胚盤胞発生率と良好胚盤胞率も同様に64.5%(40/62)、58.7%(317/540)、61.3%(606/989)と72.5%(29/40)、79.8%(253/317)、76.2%(462/606)であり差はなかった。融解胚移植後の移植周期あたりの妊娠率は、低群で30.0%(6/20)、中群で41.4%(60/145)、高群で45.6%(82/180)、流産率は同様に50.0%(3/6)、23.3%(14/60)、18.3%(15/82)でありどちらも有意差はなかった。しかしながら、症例あたりでみると妊娠率は21.1%(4/19)、60.0%(45/75)、76.8%(63/82)であり、AMHが高値であるほど有意に高くなった。

【考察】

AMHの値により受精率や胚盤胞発生率、移植あたりの妊娠率には差を認めなかった。しかしながら、AMH値が高い症例では1回の採卵で得られる卵子数が多いので移植可能胚も増加し、最終的に妊娠症例も多くなった。従来言われている通りAMH値は卵の質には影響しないが、AMH高値であれば採卵数が増加するため、一回の採卵で妊娠に至る確率が高いことが示された。


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