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学会発表

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タイムラプスシステムから見る移植の成否に関わる胚盤胞選択のポイント
(第58回日本卵子学会学術集会 2017)

稲飯 健太郎・濱咲 舞・神﨑 珠里・笠岡 永光

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【目的】

凍結胚盤胞を移植するうえで、複数の保存胚がある場合に何を優先して胚を選択するかは非常に難しい。近年普及しているタイムラプスシステムは胚を継続的に観察できるため、多くの情報を得ることができる。そこで、妊娠の成否を分けるポイントを検索するため、タイムラプスシステムで培養した胚の解析を行った。

【方法】

2015年から2016年までに採卵をし、融解単一胚盤胞移植を行った123周期を対象として、後方視的に検討を行った。対象胚は全てPrimo Vision(Vitrolife社)でタイムラプス観察を行いながら培養した。妊娠周期数(胚数)は44周期(個)で妊娠率は35.8%であった。妊娠群と非妊娠群に分け、年齢、グレード、受精方法、発生スピード、分割異常の有無を検討項目とした。

【結果】

年齢は妊娠群で33.6±3.8、非妊娠群で36.5±4.6であり有意に妊娠群で低かった。移植胚の初期胚の時点(Day2)でのグレードは両群に差はなかったが、凍結前の良好胚盤胞の割合は妊娠群97.7%(43/44)と67.1%(53/79)であり、有意に妊娠群で高かった。妊娠群におけるICSI胚の割合は84.1%(37/44)であり、非妊娠群(87.3%(69/79))と差はなかった。桑実期までの胚の発生スピードは差が認められないものの、胚盤胞到達時間(97.4±7.8h vs 102.6±10.8h)と胚盤胞凍結時間(113.0±11.3h vs 119.1±15.1h)で妊娠群が有意に短かった。また等分割をしていない異常分割の割合は13.6%(6/44)と21.5%(17/79)で差は認められなかった。

【考察】

今回の検討により、妊娠した胚では胚盤胞到達時間が早いことが確認された。今後は従来の胚盤胞の形態評価に加え、発生スピードも考慮し、胚を選択すべきであることが示唆された。


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