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不妊症について

不妊症について

不妊症とはどんな状態をいうの?

 日本では特に避妊をせず、子どもが欲しいと願い、夫婦生活を1年以上営んでいても、妊娠しない場合に「不妊症」という言葉が使われています。一度も妊娠したことのない方を原発性不妊症、妊娠の既往があるものの、その後妊娠しない方を続発性不妊症と呼んでいます。

なぜ妊娠しないの?

 不妊症の原因は一つではなく、大きく分けても10余の原因が考えられますが、不妊の原因を適切に診断するのは容易ではなく、妊娠成立の中で医師が関わることのできる部分も限られています。また、年齢を重ねるごとに女性の受胎能は低下するので、医学的治療を早く受けるほど妊娠の可能性は高くなることは事実です。


女性側の原因によるもの

子宮頚管粘液の原因によるもの

 排卵日頃の子宮の入り口は頸管粘液と呼ばれる水様透明な液体で満たされるようになり、その中をお玉杓子のような精子が子宮腔の奥へと遊泳していきます。頸管粘液は単に精子の通り道の役目だけでなく、精子を子宮に侵入させる為に不可欠なものです。頸管粘液の性状が悪く精子が侵入できない不妊を頸管因子による不妊とよび、不妊患者の15%に見られます。

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卵管の異常によるもの

 卵管は子宮と卵巣を結ぶ管ですが、細い所は内径1mmほどしかなく感染などでよく閉鎖します。卵管の腹腔側は卵管采という扇状に開いた形になっていますが、その周囲が癒着などで変形していると、完全な閉鎖でなくとも卵を捕捉できなくなり、不妊の原因となります。これらの卵管の閉塞や狭窄あるいは周囲の癒着などに基づく不妊を卵管因子による不妊と呼び、不妊患者の約35%に見られます。

【卵管因子による不妊の主な原因】
■卵管通過障害
(卵管狭窄・卵管閉塞・卵管水腫)

■感染症
(クラミジア・結核・卵管炎)

■卵管周囲癒着
(骨盤腹膜炎・子宮内膜症)

■卵管切除
(子宮外妊娠)

排卵の障害によるもの

 排卵発育の障害は色々な段階で起こります。通常卵胞は20mm前後まで成長して排卵します。重症の場合は、1mmに満たない小~中卵胞のままで成長が止まります。中等症に場合は5mm前後にまで成長しますが、それ以上にはなりません。
 最も軽症なものは、排卵直前の大きさまで成長するものの卵胞破裂が起こらない場合もあります。卵胞の発育が起こらないか、あるいは卵胞破裂が起こらない場合を排卵因子による不妊と呼び、不妊患者の15~20%に見られます。

【排卵因子による不妊の主な原因】
・視床下部
・ストレス
・体重増加
・脳下垂体機能低下症
・卵巣機能低下症
・黄体機能低下症
・激しいスポーツ
・多のう胞性卵巣(PCOS)
・高男性ホルモン
・高プロラクチン血症
・黄体化未破裂卵胞症候群
・甲状腺機能異常

卵の捕捉障害によるもの

 卵巣から飛び出した卵は、扇状の形をした卵管采に捕捉され、卵管内へ取り込まれ精子と出会い受精し、受精卵になります。
 この卵管采の形が変形していたり、ねじれていては、卵が取り込まれません。これが原因で妊娠しないものが卵の捕捉障害による不妊と呼ばれます。

受精障害によるもの

 卵管の腹腔側に近い膨大部で精子と卵子が出会い受精します。      1.png
受精の一連の現象がうまくいかないものを受精障害による不妊と呼び、不妊患者様の約4%に見られます。
 受精障害というものが不妊原因として明らかになってきたのは、体外受精で受精の有無が確認できるようになってからのことです。

着床障害によるもの

子宮に異常が伴うもの
 子宮に病変があると子宮内膜が損なわれ着床できなくなります。これを子宮因子による不妊とよび、不妊患者の15%を占めます。その内、先天的な子宮の形態異常が約2%、後天的な子宮筋腫、子宮内膜ポリープなどが約13%と言われています。

【子宮の異常に伴う不妊の主な原因】
・子宮内膜異常
(ホルモン分泌異常、免疫学的異常)
・子宮筋腫
・子宮内膜ポリープ
・子宮形態異常
・子宮腺筋症
・子宮内腔癒着

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黄体機能不全に伴うもの
 排卵が起こった後、卵巣には黄体が形成されます。この黄体からは黄体ホルモンが分泌され子宮内膜の成熟を促し、受精卵の着床を助けます。この黄体の働きが悪く十分にホルモンが分泌されない場合や、子宮内膜がホルモンに反応しない場合を黄体機能不全による不妊と呼び、不妊患者の約10%に見られます。

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子宮内膜症によるもの

 子宮内膜が正規の子宮腔内になく、骨盤の腹膜や卵巣の中に入り込んでいる場合を子宮内膜症と呼びます。月経時に子宮内膜だけでなく腹腔内のそれらの組織から出血がみられます。症状として月経痛、性交痛、排便痛などを訴える方もいます。ひどくなると、卵巣に血液が溜まりチョコレート嚢腫ができたり、癒着の原因となります。子宮内膜症は一般の方には5~10%の頻度で見られるのに対し、不妊の方の場合20~30%に見られ、不妊の原因になっているのではないかと考えられています。

【子宮内膜症による不妊の主な症状】
・チョコレート嚢腫
・腹腔内癒着
・子宮腺筋症

免疫の関与によるもの

 本来抗体とは外敵の侵入を阻止する働きをもつ物質です。女性は精子に対して通常は抗体を作りません。しかし、まれに女性の体内に精子と結合する物質が作られ、子宮や卵管の中で精子の運動性や受精能力を妨げることがあります。これを抗精子抗体と呼びます。その他にも、卵の膜と結びついて卵の発育を障害する抗体や、男性の身体の中に精子と結びついて、その働きを障害する抗体があることもあります。
 これらの抗体が不妊に関与している場合を免疫性不妊と呼び、不妊患者の5~10%に見られます。

機能性不妊・原因不明不妊

 一般的な不妊検査(基礎体温、頸管粘液検査、フーナーテスト。精液検査、超音波検査、卵管疎通性検査および血液検査)で異常を認めない例が約10%存在し、これらを機能性不妊と呼びます。
 この中にはさらに詳しい検査をすると原因の判るものもあります。しかし、いろいろな検査をしていても原因が突き止められないものもあり、原因不明不妊と呼びます。


男性側の原因によるもの

 不妊は女性に限って起こるものではありません。先にも述べましたが、男性にも原因があります。
 妊娠するためには、まず動きの良い十分な精子が膣内に射精されなければなりません。精子が少なかったり、形の悪い精子が多かったり、また動きが悪い精子が多い場合には妊娠しづらくなります。精子に原因がある場合を男性因子による不妊と呼び、不妊患者の30~40%を占めています。
 男性の精液は1mlあたり1500万匹以上あれば正常と認められます。
 精子の数に問題のない男性でも、動きの悪い不完全な精子の場合もあります。少なくとも4%以上は正常に形成され、40%以上が十分な運動性を保っていることが必要となります。正常値に達してない場合、生殖能力は低下します。
 その一方、正常な精子でも機能の問題により卵子に進入できないこともあります。精子の生殖能力を低下させる可能性があるものとして、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、精巣の静脈瘤、ホルモン障害、ストレス、環境因子、停留睾丸、遺伝子の損傷などが原因として考えられます。
また精子の移動の障害は、男性不妊患者の約4%を占めています。十分な精子が作られているにもかかわらず、精管の閉塞や、形成異常で精子が射出できない場合や、精液が膀胱に入ってしまう逆流性射精などもあります。
 この他に最近では、原因不明の勃起障害により、夫婦生活がうまくもてない夫婦も増えています。

【男性不妊の主な原因】
・無精子症
・乏精子症
(造精機能障害、精路通過障害、精索静脈瘤)
・精子無力症
・奇形精子症
・膿精子症
・逆行性射精
・精子受精能障害
・射精障害
・性交障害
・染色体異常

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